
興味のないことにこそ、自分を広げるチャンスがある
※こちらは鈴木心オンラインサロンSKOOLに2022年4月27日に投稿されたものです。
こんにちは、鈴木です。
僕は何を買っても、どこに住んでも、機能性とシンプルさを重んじてしまう病にかかっております。服装も単一だし、道具も、車も、、、も〜!
しかし、自分の好みに安住することは、同時に変化へも鈍くなり、そして理解力にもかけてしまいます。それを僕は
キティーちゃん症候群
と呼んでいます。(なんでもキティーちゃんで揃える人)
シンプルの逆と言えば、抽象とか、複雑とか。アクションペインティングなポロックや、モネ、ゴッホなどに代表される、抽象性は、シンプルという論理的で数式的な切り詰めたものの真逆にある、有機、夢想的な揺らぎあるものです。
なんでもAIに、なんて時代だからこそ、
AIが不得手なことを人がやろう
そりゃそうさ。となると、シンプルさをつきつめるのはある意味人でなくてもよいのかも、と自問自答しながら。人じゃないと見いだせない美の中に、シンプルなものもあるだろう。
90年代までの車は箱のようなカクばったデザインが多かった。00年代は初代iMacに代表されるような曲線のデザインが多かった。10年代は立体感が喪失したペッタンコデザイン。
どれがいいとかわるいとかではなく、意外といまのフラットデザインと90年代のボックスデザインはにているんでは? と思いつつ、よーくみてみると90年代のボックスには実は有機的な膨らみがあったり(モデルをまだ人間が粘土でつくっていたりしたから)、いまのフラットデザインはそもそもディスプレイを見ながらつくっていたり、で、90年代のフラットといまのフラットは全く違うことにも気づいたり。
もちろん制作予算も異なっていて、まだ先進国の多くが経済成長を続ける90年代と、日本ではもう20年も経済成長がほぼ止まっている10年代とでは、ものづくりの予算と時間が違いすぎる。そんな、細部までこだわりまくった
90年代が、やっぱり最強説
を心に抱きながら、こんな時代だからこそ、生まれるであろう、今らしい複雑なものにも心を開きつつ、買い物をしていきたい、そんな今日このごろなのでした。
ちなみにボッデガ・ヴェネタのデザイナーを務めたダニエル・リーに代表されるような、90年代と10年代の感覚を融合して、時代を前進させていく若者も現れ、おじさんとしては、ワクワクしてもいます。
今日の一枚、90年代、00年代を代表するお二方。(鈴木選)
良い1日をお過ごしください〜!


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