
いま、ワークショップが熱いワケ。
こんにちは、鈴木心オンラインサロン「SKOOL」の山田です。
SKOOLでは、主宰の鈴木心が(ほぼ)毎日発信中。4月26日のコラムをnoteに出張投稿します!
なんでそんなに写真を教えるの?
について。僕が写真を始めたのは2001年、そして写真を教え始めたのはその10年後、2011年からでした。当時弱冠30歳の割には、広告業界で戦果をあげていたのですが、ライバルとなるような存在がいなかったので、もっと同世代のフォトグラファーを育てたい、そして活性化させたい、と思ったのが始まりでした。
しかしその翌年、地元福島の小学生に授業を行い、その価値観はがらっと変わりました。
教えることは、教わること
写真を通じて何を伝えようか?
そして、どう伝えようか?
そんなことを考えては試し、そして反省する日々のなかで気づいたのは、内容は同じでも、伝え方を変えることでその伝達は濃度変わるということでした。あれもだめ、これもだめ、しかし、こうやったら伝わった!なとき、ああ、こういう価値観もあるんだ!と自分にとっても学習になることに気づいたのでした。

相手の言葉で、つたえること
同じ「赤」という言葉から想像する色は厳密にはみんな違う。故にそれぞれの生い立ちや価値観を踏まえた上での赤と説明をつたえないと、きちんとは伝わらないのです。同時に、そんな赤もあるんだ、という閃きも同時にいただく、それが本当のコミュニケーションなんだって、感動したのです。
SKOOL名物の写真リレーでは、一つの言葉が十人十色、千差万別のイメージに広がってつながります。感じ方が違うからこそ、コミュニケーションがはずんでいくのを毎日体感しています。
教育から共育へ
それ以降教えて育てる、という教育者の言葉から、共育という、価値観のトレードの場を「共育」と呼ぶようにしています。正直、これは写真を撮って見せるよりも、実はエキサイティングな、ライブな活動だと思っています。それに撮影もくわえたもの、が昨日お話した、写真道場なのです。
10分1本勝負で、被写体の方(=クライアント)の要望にもっともこたえる写真を撮ることができるか競うワークショップが写真道場です。その場、その状況にあるものを生かして、お客さんをどこまで喜ばせることができるか。
写真はライブです、写真はスポーツです、写真はゲームです。
なかなか大勢のお客さんを集めたイベントができず、しばらくお休みしていましたが、なんと2022年5月下旬に復活予定! 詳細は後日お知らせしますね。
写真集よりも写真展よりも
コスパがよいのがワークショップです。それは儲けという意味ではなく、変動率です。参加者の意識をどれだけ変えれるか、渡しっぱなしの写真集や、写真展では、両者の自分の価値観の投影で終わってしまう。でも対面で、相手の価値観をトレースできれば、相手の意識にダイレクトに接続できる。
目的は変えること、そして進むこと
写真でみんなを能動的にしていくために、できること、それは写真集でも写真展でもなくってワークショップや、体験型の写真館である、という結論、これは、結論です。でも今面白いのは、そんなワークショップの参加しているみなさんが、鈴木の作品を問うてきてること。せんせーと呼ばれる写真家の写真はだいたい微妙、という歴史をかえるフェーズにきたので、共育者でもあり、やはりプレイヤーでもなければいけないんだなぁというのが、最近のより大きな感動です。

ありがたいことに、鈴木心写真館に憧れて写真を学んでくださっているメンバーが、当館の表現を超えて自分らしさをつかみはじめています。そんな成長が見られると同時に、自分たちも変わらねばと思わせてくれる、課題作品の発表会はいつも楽しい!
ありがたい機会ばかり!
昨日のワークショップも大健勝! 楽しい時間を、ありがとうございます!
本日の1枚:近日公開なあの動画、のロゴができました。うちのデザイナー、山下師範のスト2な感じ! 地味な作業ではありますがそれを感じさせない土白色で大感動です。ちなみにロゴになったのは、最後の最後に勢いに任せて書いたやつでした!

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