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写真道場#3 打ち合わせ「適当とテキトーの狭間で。」の巻 BY 村松賢一×小林大輔×鈴木心

「写真道場#3」に向け、3人の写真格闘家が集結したあの日。なかなか進まない本題の打ち合わせの傍らで、盛り上がった写真やカメラの話をお届けしちゃいます。

撮影のとき、トリミングのこと考えてる? 
SONYのα7sはハイエンド?
鈴木心の撮影人数はレスリー・キーを超えている?

の3本立て。写真は、第2回の写真道場の日に、小林大輔さんが撮影されたお写真でお送りいたします!

三者三様、トリミング論

鈴木:神藤くんは撮影してその場でがんがんトリミングしてたね。俺は基本現場でトリミングしないんだけど。それもライブ感に欠けるなあと思うから。

湯本:賢一さんはどうですか?

村松:トリミング? するよ、仕事によっては1枚でいろんな媒体に使われるってこともあるから、そもそもトリミング前提で撮らなきゃいけないこともあるし。

小林:俺はもう、トンボぎりぎりで撮るね。よく「もうちょっと引きでも撮ってください」って言われるけど、引かない(笑)。撮っても渡さない(笑)。

村松:大ちゃんは機械マニアだから。トリミングってレンズの端っこが切れるってことでしょ? だから、このカメラでこのレンズって決めて撮ってるのにトリミングするっていうのは、このレンズの良さがなくなっちゃうっていう考え方なんだよ。俺はそこまでこだわらない。

小林:同じ絵でいろんな媒体で使うんだったら、そのために縦横それぞれ撮るもん。

村松:もらえるお金変わらないのに?

小林:それは気にしない。

鈴木:俺はね、あとのこと考えてなくて、このフレームの中で完結させなくちゃっていう緊張感があるの。写真館では額装するから、フレームの分5mmくらい切れちゃうじゃん? しかも撮ってる比率に対してフレームはA4だからいつも上下は切れるわけ。そこまで考えるのが難しい。雑誌の仕事でも、もうちょっと余白あるのないですか? って言われること多い。

小林:それはあるね。モニター見ないから、ちょっとずれて「足入ってなかった!」みたいなのも。もうアシスタントに「ピントどう!?」って聞いてオッケーだったらいちいちモニター確認しないもんね。

湯本:ちゃんと撮れてるかな...とか思ってしまいそうですけど。

小林:でも、被写体とのコミュニケーションが途切れるじゃん。いちいちモニターまで行けないな俺は。

村松:撮ってるときに、こういうのが撮れてるだろうっていうのが自分で分かってなかったらフォトグラファーじゃないよね。モニターがあるのは、クライアントのためなんだよ。俺が「撮れた!」って思ってるのが、クライアントが望むものとは限らないから。フィルムの時代は現像して納品するまで誰も見られなかったのにね。

小林:決めて撮り始めたらもはやファインダー覗いてもいないっていうか、8×10と同じような感覚で撮ってるかも。今半目だったな、とかは分かるけど、あー撮れた撮れた撮れたって4枚くらい撮ったら終わりだね。

湯本:モニターは自分じゃなくてお客さんのためにあるんですね。

鈴木:フラッシュが光ってるときに、止まって見えてるのよ僕らは。フラッシュがパシャってなった瞬間、どういう表情してるか、目開いてるかが確認できれば、あとはフレーミングさえできてれば撮れてるでしょ。だからファインダー覗かなくていいし、モニターも見なくていいの。時々撮ったあとカメラのモニター確認する人いるけど、失礼だよ。目の前に被写体がいるんだから。撮影中にチェックしてたらだめだよ、一気に撮って終わり、がいい。

小林:それはそうだよね。

SONYα7sは、ハイエンド?

鈴木:ミラーレスはファインダーでプレビューできちゃうんだけどね、ディスプレイ入ってるから。

村松:へえ〜そうなの。俺それはやだ、無理だわ。

小林:…いやいやいや、賢ちゃんも持ってるやん。

村松:あんま使ってない…

鈴木:大ちゃんが写真道場のとき「鈴木と神藤は2人ともSONYですね」って言ったあとに、「ハイエンドですよ」って言ったのよ、7sだよ!? 1番ローエンドだよ! そしたら佐野さんが信じて「SONYって今そうなんですねえ〜」ってなっちゃったところで、賢ちゃん「僕も3台持ってます」って被せて言ってたよね?

一同:笑

小林:いや、ハイエンドは、ディアドルフに比べたらってことよ(笑)。

スズキ・スーパー・シン

村松:写真館、面白いね。中国とかってさ、昔からこういう文化あるもんね。

一同:……?

小林:ん?

湯本:記念写真の文化ですか?

村松:そうそう。

小林:記念写真っつーか、ブライダルとかもそうじゃない? 中国に限らずさ、アメリカのブライダルってめちゃくちゃレベル高いんだよ。金持ちの家行ったら、「アーヴィング・ペンが撮ったんですか!?」みたいなすげーウェディング写真ちゃんと飾ってあるもんね。いや本当に。日本のウェディングはひどいよ、これ上野彦馬のが上手かったんじゃねーのって思うことあるもんね。まじで。

鈴木:被写体がお客さんっていう撮影、俺は一番撮りやすいしやりがいあると思うんだよね。

村松:そう考えると、すげー人数撮ってるよな、心は。

鈴木:俺、数だけは日本一だと思うわ。4年で15,000人。

小林:レスリー・キーもいい線いってんだろ。

村松:スーパー・スズキ・シン。

鈴木:え〜、スズキ・スーパー・シンにして。

記録写真の高木:それ、新しい車の名前っぽいですね(笑)。

小林:鈴木心写真館は、速いのがいいよね。受付から納品まで1時間は速さがすごい。

次回へ、豊富な抱負。

湯本:速さという点では、写真道場の緊張感も負けてないです。ここで、次回への抱負をどうぞ。

村松:俺は…もうちょっとね、ラクしたい(笑)。

小林:俺この第2回の映像見返して、1人でゲラゲラ笑っちゃったんだけど、俺しか面白くねーんじゃねーかってちょっと不安。

鈴木:とりあえず司会の佐野さんがめっちゃ楽しんでたから大丈夫。

湯本:佐野さんは現場でも観客の代表みたいなコメントしてくれてますよね。

鈴木:そうそう、だからすごいビビってもいて。賢ちゃんが怖いのもそうだけど、現場のピリピリ感がすごい…って。ハプニングも含めてライブで写真が生まれる緊張感は、音楽のレコーディングと通じるところもあるんだろうね。

「ラクしたい」と言いながらも、最後の記念撮影では、

「全然撮られてる感じ、しないんだけど?」
「チャンスは1枚だけだよ!」
「ちゃんと撮れてんのかー!」


と檄を飛ばす、3人の厳しさは人一倍。写真はいつだって真剣勝負。当日は一体どんなパフォーマンスを見せてくれるのか? 29日の代官山スタジオへ続きます! (記事:湯本愛 道場記録フイルム写真:小林大輔)

「写真はライブだ!!!」写真道場#3
〜ついに、今回が最終回!?写真道場、最終決戦〜
出演:鈴木心 村松賢一 小林大輔 神藤剛(予定)
日時:18年6月29日19:00時
開場 19:30開演 22:00時終演予定
場所:代官山スタジオ 
東京都目黒区 中目黒1-2-17先着
定員:30名
参加のお申し込みはこちら!
入場料 
一般:5000円|1人
一般2名以上:4000円|1人
学生&スタジオマン:2000円|1人
(学生証、所属スタジオを確認させて頂きます。)


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「撮った日が記念日!」出張写真館として約100箇所、30000名以上を撮影。スタッフによる写真館日記や写真館の運営ノウハウから、鈴木心による写真の心得など充実野菜しております!