写真がうつすのは、「伝えたい」気持ちです。
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写真がうつすのは、「伝えたい」気持ちです。

鈴木心
写うま」こと「鈴木心の写真がうまくなっちゃうワークショップ 」1期は、休日午前のオフラインクラスと、平日夜のオンラインクラスの2つが開講中。

オンラインクラスは20時からZoomをつなぎ、座学を中心に進みます。オンラインだと内容が薄まる? いえいえ、むしろ凝縮されています

今回はオンラインクラスの加納さんが書いてくださった #現場体験レポートに沿って、伝わる写真の極意をご紹介します。

授業風景はこちらから

鈴木心の写真がうまくなっちゃうワークショップ、オンラインクラスに参加している加納と申します。

私はフリーランスで出張写真撮影をしています。家族写真や結婚式、前撮りなどの撮影をしているのですが、どう写真と向き合っていくのか、これからどうしていきたいのか、自分らしさについても考えているところで、結構行き詰まっていました。

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1、写真は「伝えたいこと」からはじまる

そんなとき、以前購入した『写真が上手くなっちゃう7つのこと』を読み直し、原点に立ち返りました。誰が撮ってもいいようなカメラマンになりたいのではなく、自分らしいフォトグラファーになりたいのだと。

私はお客様の結婚式の撮影中でも感動して泣きます。
何に感動しているのか。それを写真にし、自分が見えている美しい世界を写す。それが伝わるように撮りたい。

心さんのワークショップは、なぜ撮るのか、どういった写真がいい写真なのか、本質をお話してくださいます。伝わる写真を撮る。改めてそこに意識を置いてみると、それらしい写真、おしゃれっぽい、可愛らしいもので溢れていた気がしました。

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2、自分の感動した写真集を参考に

写うまのゴールは、自分らしく表現した写真集をつくること。人に見せて伝わる、コミュニケーションが弾む写真集にするために、参加者自身が好きな写真集を一人1冊選び、それを参考書として活用します(途中で変えてもOK)。

初回は「この写真みたいに撮れるようになりたい!」と写真集を見せながら自己紹介。共通言語は写真。まだどう撮ったらいい見当もつかないけど、夢は大きく、ハードルは高く、自分に無茶振りするところから始まりました。

ワークショップが始まった頃は何が何だかさっぱりで、皆さんが撮る写真をどう読み取るのかもわかりませんでした。写真集も今まで買ったことがなく、一歩引いて見ていました。

自分がどんな写真を好きで、どんな写真を撮りたいのかを知るために写真集を使う。そう教わってからは写真集を観たくて、読みたくて。1、2冊手に入れては次は何を購入しようかと悩む日々になりました。

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3、とにかく動いて、とにかく続ける

1限目の課題は中心、水平、垂直を固定し、距離(近⇄中⇄遠)を変えて、3枚の組写真でストーリーを作ります。

初めは目に付いたものをとりあえず距離を変えて撮ってみる。タイトル(テーマ)もつけなければいけないのですが、いつも後付け。それを毎日ひたすら繰り返しました。

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撮影の様子はシュールで、電柱に張り付くようにしたり、フェンスを力ずくで曲げて頭がめりこむように押し付けたりしながら撮影することもあり、道ゆく人にはかなり不審者に見られていたようです。そうしていつもの道も視点を変えてみると発見や感動があり、日常は魅力に溢れていると気づきました。

1限目の課題も最後はカメラを手にすると同時にテーマが浮かび、心が動き、着眼したことが言語化できるように。いままさに伝えたいことを写しているんだと実感しました。

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4、伝えたい「こと」を中心にうつす

いずれは祖母をテーマにしたいと思い、初日から何度かトライしてみたもののなかなかしっくりきません。でもそれは、祖母自体を点で見ていたから。祖母の「何を」点として見るのか。考えてみると、すぐに答えは出てきました。

テーマは「欲」。
96歳、天ぷら、寿司、うなぎが大好物。外食大好き、焼肉も行きますし、お菓子もよく食べます。週末にはお友達とお茶会、70代までヨガで逆立ちをして、80代まで海外旅行もガンガン行っていました。そしてめちゃくちゃ寝る。

生きること、学ぶこと、食べること、着飾ること、全てにちゃんと欲がある。だからこそ長生きしているのでしょう。私もその「欲」を見習いたいと思っていて、それこそが点、私が伝えたい祖母だったのです。

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加納明奈( @aki54 )さんの投稿写真

5、多様な視点と価値観が写真を自由にする

この作品は、同じクラスのお二人に影響を受けました。というのも、家の中での撮影では引きに限界を感じていたのです。

そんなとき、谷口さんの作品「まだ話終わってないんです…」を思い出しました。衝撃の引き! 自分が思う限界は限界ではなかった。改めて撮影環境を見直すと、まだ引けることに気づきました。

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写うま オンラインクラス 谷口尚江( @hiiiisaaae )さんの投稿写真

もう一つは村上さんの作品「山に、来た。」。中心点を紛らせる、枝の使い方が面白い。そのアイデアを参考に、枠ができる場所に祖母がくるように写しました。

皆さんの作品を拝見していなかったら、私の写真は撮れなかったと思います。

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写うま オンラインクラス 村上里佳( @mu.ra.ka.mi_ )さんの投稿写真

オンラインクラスのみなさんは日本各地、海外からも参加されていて、いろんな場所の様子を見ることができるため、ちょっと旅行気分。リモートでの講義、実習なども特に違和感がなく、距離がネックになるようには感じません。むしろ他の方の視点を知ることで、一人だけで考えているよりも広い視野で見ることができるのです。

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オンラインクラスの魅力は、大きく離れた環境の方と一緒に学ぶからこそ、まったく違う景色や価値観を共有しあえること。

オフラインクラスももちろん、集まって、直接のレクチャーや意見の交換をすることでたくさんのことを吸収することができます。

どちらがいいというわけでなく、それぞれによさがある。

2限目の絞りとシャッタースピードをそれぞれ変えてストーリーのある組写真をつくる課題も、やばいむずかしっ!!と思いましたが、心さんがおっしゃった「いい意味で適当。ユーモアを持つこと。」ができる日はスッと撮影ができました。

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作品「欲」以降、おばあさんのお人柄や生き様をテーマにした写真が多く登場する加納さんのインスタグラム。人間っぽさがよく出た、家族ならではの視点や距離感にユーモアが感じられ、クラス内では毎度おばあさんに関する投稿が人気になっています。その後も目覚ましい成長に感動しっぱなし!

点を理解し、写真に表すことはまだまだまだまだまだ難しいですが、撮らずして悩むより、撮って数をこなして、失敗しても成長し続けていけるように楽しみながらも努力していきます。

毎日撮影と投稿をするのは正直キツい、サボろうと思った日もあります。テーマが思いつかず気づいたら寝落ちして朝を迎えた日もありましたが、今のところなんとか毎日続けています。

ワークショップの期間はあっというまに過ぎ去ります。この一瞬を自分の芯にするために楽しみつつ、写真と自分と向き合っていきたいと思います。

オンラインで参加できるのはワークショップだけでなくサロンもあります!

今は直接会えなくても、「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」。SKOOLを通してできた友達・仲間は、あなたの写真と人生をきっと豊かにしてくれるはずです。

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鈴木心
鈴木心写真館、鈴木心オンラインサロンSKOOL、鈴木心の写真学校を主宰。 「撮った日が記念日!」出張写真館として約100箇所、34,000名以上を撮影。スタッフによる写真館日記や写真館の運営ノウハウから、鈴木心による写真の心得など充実野菜しております!