身近な、大嫌いな写真集 僕が写真集を出そうと決意をしたのは、2007年のことでした。大学時代の友人であり写真家の遠藤俊介による『カンボジアの子どもたち』という写真集の出版がきっかけでした。 この写真集は遠藤くんが急性白血病にかかっていることが発覚し、彼が撮った写真をまとめるべくゼ…
「写真」という名の写真集? 2008年に刊行された、鈴木心『写真』。鈴木心が独立した年。先日出版された「鈴木心の撮影ノート」は、以後10年の仕事のまとめ。一方、2008年以前の鈴木心の写真を見ることができるのが『写真』であり、それは後にも先にも、鈴木心にとって、唯一の「写真集」でもあるの…